タイ古式
タイ古式とは
タイ古式のマッサージは知っていますか?聞いたことはあるけど実際に体験したことはないという人が多いのではないでしょうか。タイの町ではタイ古式のマッサージの看板が多く見られ、大衆に広くマッサージが受け入れられているのです。
タイ古式マッサージの歴史
タイ古式のマッサージは、約2千5百年前から始まりました。これは、仏陀の主治医として仏教僧の集団で医師として活躍したインド人の人物によって始められました。当時仏教医学は仏教僧を救い、その後仏教の教えとともにタイへ伝わりました。そしてタイの寺院で民衆を救い、タイ古式マッサージは無償の奉仕活動として行われていました。
寺院では、マッサージに必要な、慈、悲、喜、捨、の教えが説かれていました。慈は、相手を思いやる心を持つこと、悲は、痛みに苦しむ人に対して痛みを取り除いてあげたいと思う気持ちのこと、喜は、痛みがなくなった人に対して、よかった、と素直に喜ぶ気持ちのこと、捨は、自分勝手な考えを捨て、そのままの姿を客観視することです。この教えがもとになり、タイ古式マッサージが広がりました。
タイ古式マッサージとは?
では、タイ古式マッサージはどのように行うのでしょうか。タイ古式のマッサージでは頭からつま先まで、体のすべてを施術対象としています。その方法は、マッサージや指圧、ストレッチ、矯正に分かれます。最初に、マッサージや指圧によって、筋肉の凝りをほぐし、次にストレッチで緩めた筋肉を伸ばします。そして最後に矯正によって、体の歪みを治す、という流れで行います。現代の医学の視点で見ても、非常に理にかなった施術方法です。
また、体のバランスだけでなく、精神的にも大きな効果があります。マッサージ中、脳内にはアルファー波が分泌されます。そのため、半分睡眠のような状態になり、リラックス効果が高まるのです。精神の安定と鎮静作用もタイ古式マッサージの特徴の一つです。
タイ古式マッサージの効果
タイ古式マッサージには、体に嬉しい5つの効果が期待できます。
1つ目
筋肉が柔軟性を持ち、老化予防になることです。年を重ねるごとに硬くなり、老廃物がたまった筋肉をほぐすことで、運動機能や内臓の機能を高め、老化を予防します。
2つ目
自律神経を整え、心と体が安定することです。呼吸や体温、免疫をコントロールする自律神経が整うことで、脳内をリラックスさせます。
3つ目
呼吸が深くなり、半眠の状態になることです。私たちのエネルギー源となる酸素が不足すると、病気になりやすくなってしまいます。それと同時に炭酸ガスの排出が不十分であると体の機能は低下してしまいます。息を深く吸い、深く吐く施術方法であるため、体の酸性化を防ぎ、集中力を高めます。
4つ目
体の歪みを解消し、関節痛や神経痛に効果があることです。体の前後左右を整えることで、神経や血管の圧迫を取り除くことができるのです。
5つ目
慢性病の治療効果と予防ができることです。体の異常な部位が筋肉に反応することがあります。その反応部位をほぐすことで様々な体の不調を取り除きます。
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