睡眠サプリの代表的な成分!非必須アミノ酸、必須アミノ酸、ハーブ、ビタミン
睡眠サプリにはどんな成分が入っている?
眠れないという悩みはつらいものがあります。そんなときには睡眠薬を摂るという方法もありますが、できれば薬は避けたいところ。そこで、頼りになるのが睡眠サプリです。
でも、いったいどんな成分が入っているのか気になります。今回は睡眠サプリに配合されている成分とその特徴についてご紹介します。
非必須アミノ酸
グリシンは多めに摂取する
睡眠サプリの代表的な成分には非必須アミノ酸のグリシンがあります。非必須アミノ酸ということは、体外から摂りいれなくても体内で合成できるのですが、睡眠に関する悩みを持った人は多めに摂取したほうがいいです。
ノンレム睡眠を長くする効果
グリシンにはノンレム睡眠を長くする効果があるといわれています。ノンレム睡眠時には人間は深い眠りに入っています。そのために、体の回復が行われやすくなります。
テアニンにはリラックス効果
そのほか、非必須アミノ酸で注目すべきは、テアニンです。緑茶などに多く含まれるこの成分はリラックス効果や鎮静作用があることがわかっています。睡眠の質も改善することから睡眠サプリではよく使用されています。後はGABAもあります。GABAは神経伝達物質の一種で興奮した神経を抑制する働きがあります。
必須アミノ酸
睡眠サプリの成分で多く配合されているのが、メラトニンとセロトニンです。メラトニンはセロトニンから作られますが、体を落ち着かせ、睡眠に適した状態にまで体を導く作用があります。体内時計の調整も行い、夜になると分泌が多くなって、休息のサインを出してくれます。
一方、セロトニンは心身を落ち着かせることによって、睡眠へといざないます。メラトニンもセロトニンも不足すると不眠症になりやすくなるので、十分な量を補給しなくてはいけません。
ところが、メラトニンは国内で販売されていないだけでなく、セロトニンは体外から吸収しても血液脳関門というバリアーを突破できません。つまり、別な方法で摂り込むしかないのです。
トリプトファンが「メラトニン」「セロトニン」を作りだす
それを可能にするのが両方の原料である必須アミノ酸のトリプトファンです。このトリプトファン自体にも鎮静効果がありますが、この成分が体内でメラトニンやセロトニンとなって、入眠効果を強めてくれます。
ハーブやビタミン
ハーブ系の睡眠サプリに含まれる成分は、セントジョーンズワートやバレリアン、カモミールなどがあります。
不眠症の改善に役立つ
セントジョーンズワートには、イライラやストレスを抑制する働きがあり、特にセロトニンを増やす効果があるので不眠症の改善に役立ちます。
バレリアンには、浅い眠りや夜中に何度も目が覚めるなどの問題への効果が期待されています。既にその方面での実験もたくさん行われています。
カモミールの場合は香りが重要です。鎮静効果によって、入眠しやすい雰囲気を醸し出してくれます。もちろん飲んだ場合にも同様の効果が期待できます。
精神状態を安定
ビタミンについては、精神を安定させ、不安を取り除く作用があるビタミンB1、ビタミンB12、ナイアシンなどに効果が期待できます。またビタミンB6にはセロトニンの生成を助ける効能があります。
自分に合った睡眠サプリを摂ろう
睡眠サプリの成分にはさまざまな種類があります。それぞれ特徴があるので、自分に合った睡眠サプリを摂ることが重要です。配合されている成分表をよく確認して、効果・効能をしっかりと見極めたうえで睡眠サプリを摂るようにしましょう。
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